1937年ノース・カロライナ州生まれのロバータ・フラックはキーボード奏者の両親の影響もあり、秀でたピアノの才能で15歳で名門ハワード大学に入学し、卒業後の1969年にアトランティックからデビュー・アルバム、ファースト・テイクをリリースしました。アルバム収録曲のザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイスが1971年公開の映画、プレイ・ミスティ・フォー・ミー（邦題：恐怖のメロディ）に使用されたことで同曲が1972年のビルボード年間チャート1位を記録、さらに大学のクラスメイトだったドニー・ハサウェイとのデュエット曲、ホウェア・イズ・ラヴもビルボードR&Bチャート1位を獲得し、グラミーでは最優秀レコード、最優秀楽曲、ポップ・ヴォーカル・デュオでの3部門受賞を果たしました。翌年リリースしたキリング・ミー・ソフトリー・ウィズ・ヒズ・ソングがチャート2位を記録、2年連続で最優秀レコード、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルのグラミー3部門を受賞するという偉業を成し遂げました。このワット・ア・ウォマン・レアリ・ミンズは1978年リリースのアルバムに収録された曲で、1974年にチャート1位を獲得したフィール・ライク・メイキン・ラヴとともにシカゴ・ステッパーから人気の高い曲です。