ジーニー・レイノルズことシャーリー・ジーン・レイノルズはザ・ドラマティックスのL.J.レイノルズの妹で1970年にメイン・ストリーム・レーベルから、1974年にチェス・レーベルからシングルをリリース、その後カサブランカ・レーベルより1976年と1977年に2枚のアルバムをリリースしています。このザ・フルーツ・ソングはヒット・チャートには顔を出さなかったものの、ジーニーの代表曲と言っても過言ではない作品で、ドン・デイヴィスがプロデュースに当たり、作詞作曲にフォー・トップスのロウレンス・ペイトンが参加しているところも興味深いところですが、ベースにブーツィ・コリンズ、ギターにゲイリー・シャイダーとグレン・ゴインズ、キーボードにバーニー・ウォレルというまさにPファンク・ファミリーの布陣に、モータウンのハウス・バンド、通称ファンク・ブラザーズのリチャード・”ピストル”・アレンがドラムで、エリ・フォンテインがサックスで加わるという贅沢なバンド構成になっており、ゆったりとしたリズムにも関わらずキレッキレの演奏を繰り広げます。ジーニーの少し鼻にかかった舌ったらずな感じのヴォーカルがこの演奏に実にマッチしており、シカゴ・ステッパーの定番曲というのもうなずけます。
SONG LISTおすすめのブラックミュージックデータベース
The Fruit Song
Jeannie Reynolds
レア★★★★☆
おススメ★★★★☆
- Album:
- Cherries, Bananas & Other Fine Things
- Label:
- Casablanca
- Release:
- 1976
- BPM:
- 82