1972年にモータウンからデビューしたアラバマ出身のファンク・バンド、コモドアーズ。軽快なファンクチューンとメロディアスなバラードを得意とし、数々のヒットを量産しました。ギタリストのトーマス・マクラリーやキーボーディストのミラン・ウィリアムズ、そしてヴォーカリストのライオネル・リッチーが主に作詞作曲にあたっていますが、特にライオネルの曲は洗練された清々しさが特徴で、1982年にソロへ転向してからもアメリカ・ポップス界を代表するシンガー・ソング・ライターとして活躍しました。ご紹介するスウィート・ラヴは1975年にリリースされた彼らの2枚目のアルバムからの1曲で全米ビルボードR&Bチャートで2位を記録した大ヒット曲。6分半にわたる長尺曲であるにもかかわらず最後まで飽きさせない構成は見事です。1977年にリリースされたライヴ盤に収録されたバージョンも必聴。