1970年に10人編成の大型バンドとしてカリフォルニアでデビューしたタワー・オヴ・パワーはバンドの中心メンバーとなるテナー・サックスのエミリオ・カスティーヨとバリトン・サックスのスティーヴ・クプカを反映した重厚なホーン・セクションが特徴的なバンドですが、通算3枚目のアルバムにリード・ヴォーカルとして参加したレニー・ウィリアムスによって一気にソウルフルなバンドへと変貌しました。しかし4枚のアルバムに参加したのちレニーは脱退、本来のバンド・サウンドを追求しつつ活動を続けています。また、1974年の初来日以降、日本との関わりも深く、熱狂的なソウル・ファンとして知られる忌野清志郎率いるRCサクセションなど日本人アーティストとのコラボレイションも何度か実現しています。
今回ご紹介するラヴィン・ユー・フォーエヴァーは1995年にリリースされた通算16枚目となるアルバムからの1曲で、ベイ・エリアの雰囲気を漂わせるナイス・ステッパー・ソングとなっています。