1987年フィラデルフィア生まれのジャズミン・サリヴァンは2008年にミッシー・エリオットのプロデュースで1stアルバム、フィアレスをリリース、ニード・ユー・バッドが全米ビルボードR＆Bチャートで1位を記録し、一躍スターダムに駆け上がりました。しかし、実は早くからその実力は注目されており、15歳でジャイヴ・レコードと契約しアルバム・リリース寸前まで漕ぎつけながらそのアルバムはお蔵入りに。その後キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウルのデビュー・アルバムに参加するなどの経験を経て前述のリヴェンジを果たしたのです。ニード・ユー・バッドがレゲエのリズムを使ったトラックだったこともあり、最初に聴いた時はローリン・ヒルを彷彿とさせる印象でしたが、2010年にリリースされたラヴ・ミー・バックに収録されたこのイクスキューズ・ミーはフィラデルフィアの伝統を感じさせるソウルフルなバックトラックに乗せたジャズミンのヴォーカルに圧倒されてしまいました。まさにネオ・クラシックな1曲です。